「成婚率の高い結婚相談所はどこだろう?」
「結婚相談所の成婚率は、20%とか50%とか非公開だったり・・・
差があるのはなんでだろう?」
結婚相談所を探すときに気になってしまうのが成婚率。
高いお金を出して入会するのですから、成婚率が高い結婚相談所が良いと考える方がいのも当然のコト。
おはようございます!春恋らぼ編集部のはるかです。
私はこれまで多くの男性から、メールにてリアルな恋愛相談を受け、男性の悩みと向き合ってきました。
結婚相談所の各社が出している成婚率、そのまま比較するのは危険だって知っていますか?
え、どういうことですか?
実は成婚率というのは、自社に有利なように見せるカラクリがあるから、あてにならないのよ。
それは衝撃です・・・
では何を基準に、結婚相談所を選んだら良いんでしょうか?
そんな疑問を持ったあなたのために、この記事ではそのカラクリをすべて解説しちゃいます!
有名相談所11社の成婚率の開示状況や、成婚率の代わりとなる判断基準を理解して、自分にぴったりの結婚相談所を見つけましょう!
それでは参りましょう!
そんなに重要?結婚相談所の「成婚率」
結婚相談所選びの基準にする人が多い「成婚率」ですが、相談所によって計算方法が違うって知っていましたか?
計算方法が違うのであれば、比較することはできないですよね?
ここでは、成婚率がどのように計算されているか解説します。
相談所により計算方法も定義もバラバラ
まず成婚率の計算方法は、下記のようなパターンがあります。
- 「退会者数÷成婚退会者」
- 「成婚者数÷会員数」
- 「成婚者数÷退会者数」
- 「成婚者数÷入会者数」
たとえば「成婚者数÷会員数」の場合だと、会員数が少ないところだと数字が高くなるでしょ?
成婚者が100人いた場合、会員数が1000人の結婚相談所だと成婚率が10%になりますよね。
けれど会員数が5000人の結婚相談所だと、成婚率が2%にまで下がってしまいます。
本当だ・・・!
自分の相談所にとって成婚率が高く見える計算方法をしている可能性が高いですよね・・・
もっというと「成婚」の定義も定まっていないんです。
「3ヵ月の仮交際」のことなのか、「結婚に向けて付き合う」のことなのか、「婚約」のことなのか。
どのように定義するかによって、数字の持つ意味が大きく変わってきますよね。
他にも「全会員数」は、休会者が含まれるのか否かも相談所により異なります。
「成婚退会」は、双方が同じ相談所の会員なのか、別の場所で結婚が決まったのかも相談所により異なります。
なので正確な統計が取れないのが現状です。
ちなみに経済産業省の算出しているデータは、下記のように計算されています。
「成婚率」=「成婚退会者数」÷「全会員数」
成婚率=自分が入会して結婚できる確率ではない
一番重要なことは、成婚率は自分が結婚できる確率ではないということです。
つまり、成婚率が高い結婚相談所に入会すれば、自分が結婚できる確率も上がるという訳ではないんです。
まずは成婚率を高く見せるカラクリを理解した上で、対策を立てていきましょう
騙されてはダメ!成婚率を高く見せるカラクリ
では具体的に、どのように成婚率が高くなるように計算されているのか、具体的な数字を例に出してみていきましょう。
僕、数字ってニガテなんだけど・・・
自分の婚活に関わってくるところだから、頑張って!
分かりやすく説明するわ。
成婚率でよく使われる計算方法は、下記の3パターン。
- 「成婚者数÷会員数」
- 「成婚者数÷退会者数」
- 「成婚者数÷入会者数」
たとえば↓↓↓このような結婚相談所があるとします。
会員数:10人
退会者:5人
そのうちの
成婚者数:3人
入会者数:7人
それぞれの計算方法で成婚率を計算すると、こうなります!
1.「成婚者数÷会員数」の場合
3÷10×100=30%
2.「成婚者数÷退会者数」の場合
3÷5×100=60%
3.「成婚者数÷入会者数」
3÷7×100=42%
同じ結婚相談所のことなのに、計算方法が違うとこんなに数字が変わってくるのか・・・
そうよ。
だから各社の成婚率が、どのように計算されているのかを理解したうえで、比較する必要があるのよ。
というわけで、次は成婚率を比較です。
実際の成婚率は?人気11社を比較分析
ここでは、結婚相談所人気11社の成婚率を比較しちゃいます!
各社の公式サイトに書かれている内容と、メールで問合せした結果をもとに、表でまとめてみました。
成婚率 | 成婚率計算式 | 成婚の定義 | 会員数 | |
---|---|---|---|---|
ゼクシィ縁結び エージェント |
26.20% | 成婚退会者/活動会員数×100 | 交際中の二人が結婚の意思を固めて婚活を終了 | 29,000 |
パートナーエージェント | 27.20% | 年間成婚退会者/ 年間平均在籍会員数×100 |
交際中の二人が結婚の意思を固めて婚活を終了 | 66,508 |
IBJメンバーズ | 51.70% | 一定期間内における全退会者のうち、成婚退会者の割合を『成婚率』 | 婚約した時点 | 約65,000 |
webcon | 非公開 | 非公開 | お互いの気持ちを 確かめあって成婚 |
非公開 |
サンマリエ | 94.4% | 非公開 | 婚約 | 66,000 |
スマリッジ | 非公開 | 非公開 | 真剣交際が深まり、 婚活サービスを双方が 退会する事が成婚 |
52,000 |
エン婚活 | 22.30% | 年間成婚退会者/ 年間平均在籍会員数×100 |
二人が結婚を考えて、 将来を歩んでいくことを決めたら成婚 |
30,166 |
ツヴァイ | 非公開 | 非公開 (成婚者数:5,427名/年) |
結婚の意思を固めて ツヴァイでの婚活を 終えることを成婚 |
27,758 |
婚約した時点* | 約65,000 | |||
オーネット | 非公開 | 非公開 (成婚者数:5,676名/年) |
結婚するお相手が 見つかったことの 届けを提出したら |
50,041 |
ペアーズ エンゲージ |
非公開 | 非公開 | 3ヶ月間でお互いが結婚を前提にお付き合いしたいとなれば成婚 | 非公開 |
ノッツェ | 非公開 | 非公開 | これが「成婚」とはっきりわかるような文脈を 見つけられなかった |
非公開 |
*成婚の定義:定義と掲載されていな結婚相談所もあり、その場合文脈より判断
*成婚率は非公開だが成婚社数を掲載している結婚相談所あり(ツヴァイ、オーネット)
*ゼクシィ縁結びエージェントでは、成婚のことを"パートナーシップ成立"という
*ツヴァイは2020年5月末にIBJグループとなったため、IBJシステムを利用した時は「婚約=成婚」
サイトに記載あり | ゼクシィ縁結びエージェント、パートナーエージェント、IBJメンバーズ、サンマリエ |
メール | スマリッジ 、エン婚活、ツヴァイ、オーネット、webcon |
メール返信なし | サンマリエ(計算式について) |
サイト内チャット | ペーアーズエンゲージ |
成婚率を非公開としている相談所が、圧倒的に多いんですね。
公開している4社のうち、25%前後としているのは以下の3社。
- ゼクシィ縁結びエージェント
- パートナーエージェント
- エン婚活
3社とも母数の会員数は、「平均在籍会員数」や「活動会員数」となっているので、登録している全会員数ではないということ。
成婚の定義が「婚約」ではなく、「結婚の意志を持って、婚活を終了」となっています。
母数をなるべく少なくして、成婚の定義を広くすることで、成婚率を高く見せているのかぁ。
一見すごく良さそうに見えるのですが、計算方法を見てみるとびっくりするわよ。
IBJメンバーズの計算式は、
成婚率=「成婚退会者」÷「一定期間内における全退会者」
えっ!母数が成婚退会者の数なの!?
さっきの3社よりも、さらに母数を少なくしようとしている・・・
だから成婚率が50%を超えていることになるんだね。
そうね。
どこの結婚相談所も、自社に有利なように計算しているわね。
ビジネスだから、仕方ない…とも言えるけど・・・
メールで問い合わせた結果、成婚率を非公開と回答したところに関しては、「誤解を与えたくないため」という回答でした。
消費者としては、都合の良い言い訳に感じてしまったりもします。
成婚率を公開していても、非公開にしていても、どちらも一長一短ありますね。
経済産業省が出した成婚率が低い理由とは?
成婚率に関しては、政府も調査をしています。
少し前のデータになりますが、平成18年に発表されたデータを紹介します。
参考:『少子化時代の結婚関連産業の在り方に関する調査研究』(経済産業省)
男性8.4%・女性10.1%という結果
経済産業省が行った、上記調査の成婚率の計算式は、
「平均成婚者数÷平均会員数」です。
その結果成婚率は、「男性8.4%・女性10.1%」という低い数字でした。
注意したいのが、この調査では「暫定成婚率」と表現されていたこと。
暫定成婚率って、普通の成婚率となにが違うんだろう?
『暫定』成婚率という表現になっている裏事情
暫定成婚率というのは、「全会員のうち、1年間で成婚した会員割合の目安」と書かれています。
実は上段の経済産業省の調査には、デメリットもありました。
どういうことかと言うと2006年の調査では、インターネット型の結婚相談所サービスについて、本人確認の有無について分類していなかったんです。
もう少し詳しく言うと、結婚相談所のような独身者だけを対象にするサービスだけでなく、いわゆる "出会い系サイト" も調査対象でした。
これは2009年の三菱 UFJ リサーチ&コンサルティングの調査でも、指摘されています。
なんだか小難しい話ですよね。
でももうちょっとだから読んでくださいね^^
婚活のためにネットを使うなら、知っておいた方が選びやすくなるわ。
従来型の結婚相談所は、見合い形式だけでした。
インターネットが普及し出してからは、結婚情報サービスも流れの中でサービスの形が変化。
現在の結婚相談所は、データマッチングやデータ検索などで分類しています。
さらに分類されているだけでなく、
- データマッチング+データ検索
- 仲介や紹介+データ検索
などのようにハイブリッド型がほとんどです。
実は経済産業省の調査でさえ、これらの結婚情報サービスをスッキリ分ける方法はないんです。
線引きが曖昧なので、「暫定成婚率」ということになってしまうということ。
国のデータもアテにならないんだね・・・!
今から10年以上前のデータだし、結婚相談所の実情も変わってきているの。
だから参考にする程度で良いと思うわ。
ここからは、何を基準に選んだら良いかを紹介していきます。
結婚相談所選びで成婚率よりも重視すべきポイント
じゃあ、成婚率以外のどのポイントを見て、結婚相談所を選んだらいいの?
「成婚の定義」と「成婚までの期間」に注目するといいのよ!
チェックすべきは成婚の定義と成婚期間
まずは成婚の定義を確認しましょう。
成婚といっても、以下のように結婚相談所ごとに違いがあります。
- 婚約する
- 同棲する
- 結婚の口約束
- 宿泊を伴う旅行
- 婚前交渉
- 3ヶ月または半年以上の仮交際
婚約ならばそこから結婚までは近いでしょう。
だけど3ヵ月の仮交際だけで成婚とされてしまっても、実際に結婚できるかは疑問よね。
成婚までの期間も大切なポイントです。
早ければ3ヶ月で成婚が決まる人もいます。
なかなか決まらない人は、2年以上かかることもあります。
だから結婚相談所を決めるときは、成婚までの期間のコスパを考えることも重要です。
開示されていないところには質問してみる
成婚率が非公開の結婚相談所も多かったけど、その場合はどうしたらいいの?
そうね。
"成婚率は?" とストレートに聞いても教えてくれないの。
なので、"退会した人の中で、結婚相手が見つかったから退会した人の割合はどのくらいですか?" のように質問すると良いわよ。
やはり直接聞くのが一番です。
聞き方に気を付けて、正確な情報を集めましょう。
最重要なのは結婚相談所としてのサポート体制
結婚相談所を決めるときに大切なことは、"お見合いのサポートをどこまでしてくれるか" という点です。
対面なのかオンラインなのか、サービスによっても異なってきます。
- お見合いの相手を探してくれる
- アドバイスをしてくれる
- お見合いに立ち会ってくれる
サポートが手厚ければ、それだけ料金も高くなる傾向があります。
自分はどこまでのサポートが必要なのかを考えて、検討しましょう。
男性の場合は、女性会員の割合も気にすると良いですね。
(あとで結婚相談所の比較記事に内部リンク貼ります)
結婚相談所で結婚できる人には共通点がある
結婚相談所に入会していて成婚できていない人の悩みで多いのが、
- マッチング率が悪い
- お見合いを申し込まれない
- お見合いが成立しない
・・・などです。
結婚相談所に入っても、お見合いが成立しない人もいるけど、どうして?
それはね、本人が気づいていないケースが多いんだけど・・・。
5つのポイントに気を付ければ、お見合いに進む可能性がぐっと高くなるのよ。
♥お見合いを成立させる5つのポイント
- 積極的に活動する
- 活動計画をしっかり立てる
- 卑屈にならない
- 相手に対して寛容になる
- プロフィールの写真を撮影するときは、清潔感を感じてもらえるように
成婚率は、自分が必ず成婚できる数字ではないでしょう?
これはどこの結婚相談所に入会しても一緒なのだけど、カウンセラーのアドバイスをしっかり聞く。
その上で自分自身が努力したり、お相手の女性に対しても寛容になることが必要です。
それとプロフィールに掲載する写真を撮影するときは、とにかく 清潔感に気をつけます。
女性は男性の容姿より、清潔感のアリナシを見ています。
自分の成婚率を高めるためには入会前に確かめるのがベスト
一番良いのは、自分の目で確かめるということ。
無料体験・無料相談を行っているところが多いので、まずは話を聞きに行ってみることをオススメするわ。
無料体験や無料カウンセリング可能な相談所は、以下です。
- ツヴァイ
- ゼクシィ縁結びエージェント
- IBJメンバーズ
- WEBcon
- パートナーエージェント
- エン婚活*
*web完結なので店舗はないが、無料体験可能
春恋らぼ編集部としては、いろいろ調べた結果、ゼクシィ縁結びエージェントをオススメします。
理由は料金がリーズナブルで、無料カウンセリングもある。
直接いろいろ質問もできるからです。
編集後記
いかがでしたか?
結婚相談所を選ぶ時に「成婚率」は、あまり気にするポイントではない・・・ということなんです。
成婚率はそれぞれの結婚相談所が、メリットとして見せるためにあげている数字。
決まった計算式がないので比較には向かない。
なので成婚率よりも大切なのは、無料体験や無料カウンセリングに足を運んでみる。
いろいろ聞いたり、自分の目で判断をしていくことです。
まずは行動をすることが、幸せな結婚をつかむ一歩ですね。
この記事を読んでいるあなたの婚活が上手くいきますように・・・。
以上、春恋らぼ編集部のはるかでした!
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